「大成功者のエネルギー」というお話です。

「ボタンをテーブルの上に立ててください」

と言うと、ほとんどの人が、立てることができないそうです。

しかし、

「ボタンをテーブルの上に立てて、その次に糸を通してください」

と言うと、半分以上の人が、立てることができるといいます。

ポイントは、ボタンを立てることの先に「糸を通す」という目標があるかどうかの違いです。

小さな目標を一つ一つクリアしていくのですが、その先にある大きな目標、そして使命感や野望というものをあらかじめ持っていることが大切なんだと思います。

西田文朗先生の新刊「大きく稼ぐ経営者になる 脳のアップグレード術」はまさに、大きく稼ぐ経営者を目指す方には必見で、この著書のなかにも大成功者の使命感について書かれておりましたのでご紹介させていただきます。

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使命感と感謝は、大成功者のエネルギーである。

大成功者は、世の中に対する使命感を持ち、「自分の仕事は必ず人々の役に立ち、必ず人々の幸福を増進する」と信じている。

大成功する人間の野望が、そこにある。

ある程度成功したから、ゆとりもできた、そんな野望も持てるようになった、というのは間違いだ。

彼らは事業をスタートさせたときから、自分の仕事で社会に貢献しようという使命感をはっきり持っている。

小さな貸しビルの1室で、借金だらけの会社を興したときから、自分の仕事が大きく世の中に貢献できると確信している。

成功したとたん不安に陥り、そこから逃れるために、急に「世のため」「人のため」などと言い出す人たちとは、そこのところが大きく違っている。

もちろんどんな形であれ、「世のため」「人のため」はいいことだ。必ず新しい力が得られる。

なぜならそれによって、「自分がやっていること、やってきたことは間違っていなかった」と思えるからだ。

そこから、しょせん相対的なものに過ぎない自分の過去や実績に対する自信とは違う、もっと骨太の自信が生まれるのである。

それで、あきれるほど度胸がつき、図太くなれる。

人間は、自分のために行動しているときは、その行動が正しいかどうか確信が持てない。

しかし不思議なことに、他人のために行動しているときは、自分の行動が正しいと信じられるのだ。

一刻も早く使命感を持つべきである。

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「大きく稼ぐ経営者になる 脳のアップグレード術」

西田文朗 著

現代書林「元気が出る本」出版部

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カルロス・ゴーンさんはこう言いました。

「何かを手に入れようと思ったら、まず望むことだ。

目標をあまり低く設定すると、結局はそこまでしか行かない。

十分な検討は必要だがその上でならば、高い目標を掲げることで、よりよい結果を得られる可能性がある」

フルマラソンを3回ほど完走したことがあるんですが、そのときに思ったのが、「42,195キロ走ろうと思ったら、10キロを通過するのは楽勝だけど、10キロ走ろうと思ったら、8キロ地点でしんどい」ということです。

勉強でも、8時間勉強しようと思って机に向かったら、2時間くらいは楽勝だけど、2時間勉強しようと思って取り組んだら、1時間でもキツくなる。

何かの世界一を目指したら、師匠や学ぶ対象、日々の生活から食事からメンタルまで、あらゆることを世界一の標準に合わせる必要があるけど、町内一だったら今のままちょっと努力すればいける。

売上げ120%アップだったらプライベートな時間を削って仕事に打ち込めばなんとかなるかもしれないけど、200%アップ(2倍)、500%アップ(5倍)となると努力の世界+αが必要で、そこに向かうと120%は通過点に過ぎないといわんばかりにあっという間に達成できたりする。

ソフトバンクの孫正義さんの伝説のお話をご紹介して終わります。

孫さんは、「日本ソフトバンク」を福岡の小さな町、雑餉隈(ざっしょのくま)というところで会社を興しました。

資本金1000万円。アルバイトの社員を2人雇って、孫さんとアルバイトの2人で会社を興した・・・

で、彼らに、「これからソフトバンクという会社を興して、立派な事業を興すぞ。情報革命だ!」

「コンピューターを使った、コンピューターの力で。マイクロコンピューターがデジタル社会、デジタルの、情報革命を起こすんだ」

そう1時間くらい、最初の朝礼でブチましたと・・・

2人のアルバイト社員を前にして、みかん箱(当時みかん箱っていうのは木の箱でした)この箱の上に乗ってですね、

「30年後の我が社の姿を見よ!」 ということで朝礼をブチました・・・

「少なくともソフトバンクは30年後には豆腐屋さんのように、数の単位を一兆(丁)二兆(丁)と数えるぞ。

一兆二兆以下はものの数ではない!

1000億5000億はものの数ではない!

一兆二兆と数えて初めてものの数だ!」

この目標、志が自分を高めるエネルギーの源になりますね♪

ちなみにこのお話を聞いたアルバイトさん2人はその後・・・

【1週間たったら二人とも辞めちゃいました。

「この人おかしい」「気が狂ってる」と・・・

こんなちっちゃい福岡のエアコンもない扇風機だけブーンと回ってるむさくるしい暑いこの部屋に、

また熱い話を聞かされて、これはちょっと気がおかしいんちゃうか。

ということで二人とも辞めてしまいました・・・】

それでも孫さんは、一瞬たりとも怯まなかったといいます!

孫さんは言います

「世の中が悪いとか、

政治家が悪いとか、

景気が悪いとか、

そんな言い訳を言うとったんじゃ、

そんな愚痴を言うとったんじゃ、

しゃあないぜよ。

愚痴を言ったら、自分の器を小さくする。

愚痴なんか言うとっても、なんも世の中ようならん。

愚痴を言う暇があったら、

自分ひとりの命でもいいから、

命を投げ捨てる覚悟があれば、波紋は起きはじめるということです。」

今一度、志高く生きていこうと思います!